回送と表示しているタクシーは何をしているのか?

タクシー
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本日のブログは、回送と表示しているタクシーは何をしているのかという事を書いていきたいと思います。

ボク自身回送表示をしていえるのに、信号で止まった時にドアをコンコンされて『すいません!今回送中なんで!申し訳ないです!』と言って何度も嫌味や文句を言われた事があります。

タクシーが回送と表示している時は、回送と表示するなりの理由があります。

別に『ちゃんと見てから手を上げろ!』という事が言いたいわけではなく、単純にタクシーに対する理解を多少深めていただいて、暴言を吐いたりするのをやめてくれる人が一人でも減ったら嬉しいな~って感じで書かせていただきます。

という事で今日も元気にシィ坊(@shiybou)がお届けいたします!

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表示板が回送になっているタクシーは何をしているのか

タクシーに乗ろうと思って手を上げたけれども止まらずに行ってしまった。

タクシーを止めようと思って探していると表示板が回送になっていた。

といった様な経験をされたことがある方もいらっしゃるかと思います。

 

『回送で走っている意味がわからん!』と思われる方も一定数いらっしゃるかと思いますが、とっても単純な話をすると、トイレに行きたい時なども回送で走る事はあります。

しかし、タクシーは回送で走らなければならない理由も存在しているのです。

タクシー経験者以外の方は中々その理由はわからないと思いますので、本日は『回送で走る理由』について書いていきたいと思います。

タクシーのルール、営業区域

タクシーには営業区域というものが存在しています。

ものすごーく単純に書いてしまうと、営業してもいい場所と営業してはいけない場所というのが決まっているので、タクシー運転手はその決まり事を守らなければいけません。

まぁ言ってしまえば縄張りみたいなもんですかね。

乗務員登録証を発行してもらったタクシー協会、ハイヤー協会の持つ縄張り以外で営業が出来ないので、自分の乗務員登録証の力がおよぶ範囲に入るまでは回送を表示して走っている事が多いです。

乗車地か降車地が営業区域内ならOK

例えば、ボクは兵庫県の神戸及び阪神間を営業区域としている乗務員証を持っているわけなんですけれども、そのエリア内から乗ったお客様を営業区域外にお送りする事はできます。

そして、営業区域外から乗ったお客様を営業区域内にお送りする事も可能となっています。

ですので、営業区域外だからと言って回送する事もないのですが、営業区域外で手が上がった場合、いちいちお客様に『どこまでですか?』と聞いて区域外営業にならない様に確認しなければいけなくなってしまうんですよね。

そのお客様の答えがボクの営業区域外だった場合はお断りしなければいけなくなってしまうので、お客様から『こいつ近いから乗車拒否しやがった!』と思われるリスクも出てきてしまいます。

それをいちいち説明するのも面倒ですし、変な誤解が生じる事になっても困るので、ボクの所属している会社では、営業区域外から戻ってくる時は回送と表示させる事を推奨しています。

乗り場を持っているタクシー

タクシーは営業方法として、流し、駅付け、客待ちと大きく分けると3種類となります。

流しは幹線道路や繁華街などお客様がいそうな場所をひたすら走りまわる営業方法です。

 

駅付けとは読んで字の如く電車の駅にあるロータリー等に付けてお客様を待つ営業方法です。

 

最後の客待ちはお客様が乗り込んできそうな場所に止まって、ドアを開けて待つ営業方法です。

この方法は基本的に違法な場所に付けているのですが、売上を上げる為に注意をされてもやめる事はありませんし、警察が来てもほとぼりが冷めるとすぐ戻ってきます。

とっても荒い説明ではありますが、何となく意味はわかっていただけるかと思います。

 

流しのタクシーは余程の理由がなければ回送で走る事はまずありません。

余程の理由とは、先ほど書いた様に営業区域外である事や、お腹が痛すぎて今お客様がご乗車してきたらとんでもない事態を引き起こしかねないといった場合です。

ボクは基本流しながら無線を食っていく営業スタイルなので、回送にする事などありませんでした。

では、駅付けと待機のタクシーはどうでしょうか。

駅付けのタクシーは基本乗車回数で日の売上げをあげることを主流にしています。

という事は、いかにして自分の付ける駅まで早く帰るかが勝負となっています。

帰りに手を上げられて変に自分の駅から遠ざけられたらたまったものではありません。

昼間の暇な時間帯ならありがたい事ですが、終電間際の繁忙時間にそれをされる事を避ける傾向にあります。

よって表示板を回送にして駅まで一直線で帰っていくタクシーが多いと言えます。

 

客待ちのタクシーは一撃必殺型が多いです。

長距離のお客様を捕まえて1日に5回程度の仕事で1日分の仕事を終わらせたいと思っている人も多いそうです。

という事で、自分の持ち場を離れる時間を可能な限り減らさなければいけません。

長距離で得意のお客様を逃すわけにはいかないので一目散で持ち場に戻ります。

その様な理由で回送で持ち場に戻ります。

乗り場を持っているタクシーは大体この様な理由で表示板を回送にして走っている事があります。

因みにですが、客待ちのタクシーも人が沢山歩いていて乗車回数が多そうな場所に付けている人は回数勝負で営業しています。

今回のテキストをまとめてみましょう

タクシーには営業区域というものが存在していて、それを破る事はご法度とされています。

当然罰則も用意されているので、基本的に多くの運転手が守っています。

どの業界にも有るとは思いますが、業界には業界のルールという物が存在していると思います。

時々理由を説明して丁重にお断りしているのにやたらと怒ってくる方がいらっしゃいます。

一言言わせてください。

勘弁してやってください。

ルールを守らない者には罰則があります。

それは会社にとっても運転手にとってもとても痛い罰則です。

無理なものはいくら駄々をこねた所で無理なんです。

だから回送のタクシーが信号待ちしている時に勝手にドアを開けて乗り込むのはやめてください。

言い方を変えると回送の表示板のタクシーは営業車ではありません

もしかしたら普通二種免許を持っていない人が本当に回送するために運転しているだけという残念な結果もあります。

勿論今書いた事は全て営業区域外の話しであって、駅待ち待機の話しではありません。

このテキストを読んでわかるとは思いますが、タクシー乗りは基本的に自分勝手です。

なぜかと言うと、大半の会社が現代では考えられない歩合給だからです。

自分の稼ぎは自分で稼ぐ。

病気をして休んだら無給です。

だからボクも自分が稼ぎたい分しか仕事しないし、最も効率の良い仕事の仕方を考えています。

という事ですので、営業区域以外の回送タクシーは色んな意味で必死なわけです。

タクシーを停める時は表示板に注意をして御覧頂いた上で手をあげてください。

この記事を書いた人
シィ坊

兵庫県芦屋市で倒産寸前の会社を経営しながら阪神間を拠点にタクシー乗務している副業ドライバー。
タクシー乗務中に起こった出来事や私生活の事を徒然なるままに記しています。
読んでくれた方が少しでも笑顔になってもらえるように役に立ちそうで役に立たないブログを更新しています。

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柔道参段 体重115キロのタクシー運転手

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