タクシー強盗をする前に少しだけボクの話しを聞いてみないかい?

タクシー
スポンサーリンク

会社に出勤したら管理職に言われました。

こんな時やからタクシー強盗があるかもしれないから気を付けて!との事で、最近別の会社でタクシー強盗があったと言う様な話を聞かされました。

確かにタクシーは最近でこそキャッシュレスの波に乗ってきてはいますが、まだまだ現金商売というイメージもありますよね。

しかし現金商売だからと言ってお金を沢山持っているかと聞かれたら『持ってませんよ!』と食い気味で即答できるほどお金を持っていません。

強盗というリスクを考えるとタクシーを襲うという行為は費用対効果の考えで言っても全然割にあっていません。

費用は強盗行為に及んで逮捕された場合にかかるリスクで、効果は強盗行為により得た利益と考えます。

先ずはタクシー強盗で成功した時に得られる利益から考えていきましょう。

スポンサーリンク

タクシー強盗はやる意味が全くない無駄な行為

まずタクシー運転手がどれくらいの金額を持っているのかを書いていきたいと思います。

当然ボクが調べられる範囲は自分の持っている金額と同期や先輩、後輩程度の人数ですので大した人数ではありませんが、参考程度に見てください。

出庫したての頃は当然ながら釣銭と自分の財布に入っているお金しか持っていないので、間違いなくこの時が一番お金を持っていません。

出庫当時の金額はボクの場合釣銭が千円札が20枚と小銭が6~7千円分程度なので、釣銭だけで約2万7千円という事になります。

そして財布に入っているお金は非常に残念ではございますが768円しか入っていませんので、やっぱり約2万7千円程度という事になります。

同僚や先輩、後輩に聞いても大して変わらないくらいの釣銭で、財布には多い人で2万円程持っている人がいました。

一番金額を持っている当たりの人を引いても5万円もありません。

人によっては千円札10枚と小銭が4千円分に財布は8円という人もいたので、一番ハズレの人を引いた場合は1万4千8円となってしまう大変無残な結果になってしまいます。

 

では帰りはどうでしょうか。

当然ですが、入庫直前が一番お金を持っています。

今は新型コロナウィルスの影響をバッチバチに受けているので、売上がびっくりする程低いです。

昨日のボクの売上は朝まで粘って6千円でした。

因みに手取りにすると約3千円で時給換算すると300円以下になります。

こんな手取りに匹敵出来るのはクアラルンプールやバンコクくらいじゃないのかと思いますが、残念ながらこれが今の兵庫県の阪神間の夜勤タクシーの現状です。

因みにボクが昨日聞いた最高額の売上は1万620円でした。

さてこんな時だからこそお金に困ってタクシー強盗をするのだとは思いますが、せいぜい持ってて5~6万円の仕事をしますか?

これがタクシー強盗に成功した時に獲られる効果になります。

続いて強盗罪で捕まった時のリスク。費用にあたる方を見ていきましょう。

強盗罪で捕まったらとんでもない事になる

 

そもそもタクシー強盗という大層な言い方をしますが、強盗罪を成立させるためにはそれなりの条件があります。

一般的に考えるタクシー強盗の場合はおそらく恐喝の方にあたるのではないかと思うのですが、今回はあえて強盗罪で考えてみたいと思います。

まず、強盗罪を成立させるには刑法236条、第1項ではこのように書かれています。

暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。』

となっていますので、暴行か脅迫が絶対条件になっているのです。

しかもそ暴行か脅迫も被害者の抵抗を抑圧できる程度の内容が必要になるので、ちょっとやそっと脅しただけでは強盗罪は適応されないと考えられます。

そして最大のリスクは5年以上の有期懲役となっている部分です。

強盗罪研究家の貴方ならもうわかりますよね?

 

そうです。5年以上の有期懲役なので執行猶予が付きません

執行猶予が認められるのは3年以下の懲役刑の場合のみなので、強盗罪が成立した時点で高確率で実刑となってしまうという事です。

因みにですが、自首等により執行猶予が認められる場合もあるので、心当たりのある人は早目の自首をお勧めしておきます。

実は危険なタクシー強盗

タクシー運転手はご存知の通り厄介なオッサンが紛れ込んでいる事がしばしばあります。

ボクの行っているタクシー会社でも中々このオッサンとは関わり合いになりたくないなと思わせて頂けるオッサンが数名存在しています。

まぁオブラートを1枚くらい取り外して言うと本職のオッサンですよね。

元本職という方もいらっしゃいますし、現役という方もいらっしゃるようなので、そんなオッサンのタクシーを間違えて強盗してしまった時には間違えましたでは済まないとても残念な結果がまっています。

実際ボクがタクシーに乗り出した年はタクシー強盗の当たり年の様な時で、割とテレビでも騒がれていたのですが、そんな時に本職のオッサンの運転するタクシーを強盗してしまった哀れな若者が会社の事務所とはまた違う事務所に連れて行かれてしまったという話を聞きました。

そのオッサンに『その子はどうなったんですか?』と聞いたのですが、『さぁ、どうなったんやろな~?』ととても意味深な笑顔で言われたので何だか悲しい気持ちになりました。

はっきり言ってこんな事になるくらいなら警察に捕まって懲役に行った方がよっぽど幸せです。

意外と皆さんご存知ではないビックリするくらいはまったら洒落にならないトラップがタクシー強盗には存在しているという事を忘れないでください。

いくら良い方向に考えてみてもタクシー強盗なんて良い所がない

ボクなりにタクシー強盗に入った場合のメリットがないか一生懸命考えてみたのですが、残念ながら全く見つける事ができませんでした。

仮に銀行強盗をしたとして、成功したと仮定すれば莫大なお金を手に入れる事が出来るでしょう。

後々捕まったとしてもそれなりの金額を使ってそれなりに楽しむ事も出来たでしょう。

そんな銀行強盗とはちがい、ちょっと働いたら手に入れられる程度のお金しか手に出来ないタクシー強盗なんてどう考えても割にあってませんよね。

言っておきますけどだからタクシー強盗なんてやめて銀行強盗したらどうですか?という提案をしているわけではありませんので、勘違いしないでくださいね。

悪い事をしたらそれなりの報いは絶対にあるのでみんな真面目に生きようぜ!

この記事を書いた人
シィ坊

兵庫県芦屋市で倒産寸前の会社を経営しながら阪神間を拠点にタクシー乗務している副業ドライバー。
タクシー乗務中に起こった出来事や私生活の事を徒然なるままに記しています。
読んでくれた方が少しでも笑顔になってもらえるように役に立ちそうで役に立たないブログを更新しています。

シィ坊をフォローする
タクシー タクシードライバーの乗務日誌
スポンサーリンク
シィ坊をフォローする
スポンサーリンク
柔道参段 体重115キロのタクシー運転手

コメント