1月11日の夜タクシーに乗っている途中に10日えびすの残り福に行ってまいりました。
関東の方は余り知らない方が多いかもしれませんが、関西ではえべっさんと親しまれる商売の神様を1月10日にお参りして商売繁盛を祈願するという風習があります。
テレビで放送されているかもしれませんが、10日の午前6時の開門と同時に1番にお参りした人を福男とする神事『開門神事』が行われるのが有名ではないかと勝手に思っています。
因みに開門神事で女性が1位になると福女と言われるそうですが、2020年現在ではまだいらっしゃらないそうなので、自信のある方は是非参加して福女になってください!
さて、ボク自身会社を運営する立場の人間なので、やはり商売繁盛を祈願しに行くべきなのだろうと思って一応行ったわけですけれども、今年はあくまで笹を返しに行ってきただけです。
ボクは言ってやりました。
何の役にも立たなかった笹を持ってきてやったぞ。こんなもん売り付けやがってアコギな商売を考え付いたもんだな。
神様に手を合わせて文句を言う輩はボクくらいかもしれませんが、ボクは何も気にしていません。
もし今まで何らかのご利益をくださっていたのならば感謝もしますし、笹も一番大きなやつを買って帰りますよ。
しかし今までボクの実直で真剣なお願いを一切聞いて下さった形跡がありませんので、今回はあえて文句を言ってやった次第であります。
どうせ聞いてないんやろ?こんなに沢山人きてるもんな。
そもそも神道でもないのに、都合の良い時だけ神頼みをする自分にも嫌気がさしてきていたので今年はこんな感じで終わらせた上に、当然笹も買っていません。
もし今年売上が上がったり、現状維持だった場合はえべっさんの力を借りずともどうにかなるという事ですし、もし成績が悪くなったら来年からは真剣にえべっさんにお参りに言った上に神道に改宗したいと思っております。
ビックリするくらい長い前置きを書いてみましたが、やっと本題に入りたいと思います。
今日のテキストは2019年12月28日に乗って頂いた女性のお客様のお話です。
大学時代の友達と忘年会の為に、わざわざ車で30km以上の今のお住いから来ていた方を16,000円かけてご自宅までお送りした時にお話しさせて頂いたちょっと寂しい女の子との会話を纏めました。
全裸になる若い女性の心理を聞いてみた
タイトル的に『はぁ?』って言われそうなタイトルですが、その日ボクが迎えに行ったのは無料配車アプリのDIDIで呼ばれて行った居酒屋さんでした。
多くの若人が群れている中で、遠くに帰る女の子1人だけタクシーで先に帰るという流れになって、そのタクシーにボクが選ばれました。
見るからにベロベロに泥酔した女の子はそこら中の男子から胸をモミモミされながら『やーめーてーよー!』とは言いながら何だか嬉しそうです。
『なんじゃこの変な集団は?』
と思いながらも本人達がそれで良いならボクは関係ないからわざわざ干渉する事もありませんよね。
車のドアを開けたまま一連の儀式的な物が終わるのを待っていました。
公の場所でまさかのコールが!
しばらく経って女の子が車に乗り込むとまさかのコールが起こりました。
男子の一人が『おい○○(名前)乳みせーや!』と言いました。
え?乳?父?どっち?と動揺したボクを尻目に始まった脱げコール
男子『ぬーげ!ぬーげ!』
いやいや、マジかこいつら何言ってんだと思ったボクは女の子に『ドア閉めますよ?』と言うと、『お願いします』と小さい声で言ってすぐ『後ろ見ないでくださいね』と言って後ろでガサガサしていました。
外から『いぇーい!!〇〇(名前)さいこー!』と声が聞こえた瞬間『出して下さい』と言う女の子。
すかさずアクセルを踏んで割と良いスタートを切ってあげました。
何こいつら?どんな関係なの?それよりこの子本当に酔ってるの?と疑問が次々に出て来ましたが兎に角その場から早く離れてあげました。
とんでもない空気の車内
何にしても行き先を聞かないとどこに行けばいいのかわからないので、取り敢えずボクはお客様である女の子に行き先を尋ねました。
女の子は底抜けに明るい雰囲気を醸し出して元気に行き先の詳しい住所を伝えてきますが、ボクには偽りの明るさに感じて仕方ありませんでした。
人間40歳にもなると、性根から明るい人間とそれを装っているだけの人間の違いくらいは何となく分かるようになってくるもんです。
でもあえてこちらから何かを聞く事もないし、聞いて失礼になってもいけないので、無言でタクシーを走らせました。
ボクは当然普段通り運転しているだけなのですが、女の子が醸し出す気まずい雰囲気に車内は段々支配されていきます。
後ろで『何か聞いてください』と言わんばかりの大きなため息を何度も何度もされて、いよいよ聞かないとまずいかな?とさえ感じてきたのでボクは取り敢えず何事もなかったかのように聞いてみました。
ボ『大きいため息ついてどうしはったんですか?』
どうしたもこうしたもないだろうとは思いますが、いきなり『何で乳もまれてたんですか?』と聞くわけにはいかないし、『何で乳だすんですか?』とも聞けませんよね。
女の子は答えます。
女『私こんなんでいいのかなと思って…』
知らんがな!というのが率直な答えなのですが、いきなり『そんなもん知らんがな!』という訳にはいかないので、ボクは取り敢えず答えてみました。
ボ『こんなんって言われても今お会いしたばかりなので答えるのが難しいですよ。ご自分で良いと思っておられるなら誰に何を思われてもいいんじゃないですか?』
適当に答えたつもりはないのですが、改めて文字に起こしてみるとなんて投げやりな答えなんだと自分でも驚いてしまいました。
女『さっきの別れ際のやついつもなんですよ。あんなことしてて良いのかなって。』
良いか悪いかは本人が決める事であってボクが決める事ではないですよね?
やっぱりボクの答えは『知らんがな』で変わりありませんでした。でもやっぱり言う訳にはいかないので別の言葉で返してみます。
ボ『え?嫌なんですか?』
二回目の返答にして既に適当感満載ですが、実際本気で嫌がっている様には見えませんし、多分うちのヨメが会社の飲み会で同じ事をされて、同じ様な事を言われてもそんな生易しい態度を取るとは到底思えません。
という事で、本気で心の底から嫌がっているとはボクには到底思えていませんでした。
女『そりゃ嫌ですよ!胸触られるのも脱ぐのも…』
もう聞くしかありませんよね?
ボ『じゃぁお聞きしますが、触られてたのは相手の意志なので防げないと言われれば納得できますが、なんで脱いだんですか?それはお客様の意志で脱ぎはったんじゃないんですか?』
女『だって脱がないと仲良くしてくれなくなるじゃないですか』
ゑ?
ボクは今まで数多くの人と友達になってきましたが、『あいつは脱がないから仲良くしない』と思った事なんて一度もありません。
どちらかというと『あいつすぐ脱ぐから一緒に飲みにいきたくないわ!』という男の人はいました。
色々話を聞いていると、ボックス席で裸になって飲まされたりしているという所まで聞き出せたので、ボクはとりあえず言っておきました。
ボ『それってイジメられてるんじゃないんですか?』
聞くまでもなくイジメられていると思うのですが、イジメは本人がイジメられていると感じていなければイジメられているとは認定できないと思うので聞いてみました。
女『男の子ってみんなおっぱい見たいんでしょ?運転手さんも私のおっぱい見たいと思うんでしょ?』
何言ってんだこいつ…質問の答えに全くなっていないぞ…
ボ『いや、別におっぱいなんて珍しいもんでもないし、特に見たいなんて思いませんけどね。』
別にそんなもん見た所で何の値打ちもありませんからね。見てお金が湧いてくるとかならお金を払ってでも見せて頂きたいですが、絶対にそんな事はありません。
女『絶対嘘や!見たいはずや!』
何て疑り深いんだこの子は…
ボ『どうしても見たかったら家に帰ってヨメのおっぱい見るんで別に今はいらないです。』
別に家に帰れば寝ているヨメの服をちょいとめくれば小川のせせらぎを眺める感覚で見れますからね。
ボクのこのセリフにがっかりしたのか何なのかは知りませんが、女の子は『はぁー』と大きいため息をついて背もたれにもたれかかりました。
女『私友達いてないから言われたら何でもしてしまうねん。嫌われたくないから。』
ボ『成る程。私は本当に友達いませんからその気持ちはわからないですね。』
そうです。ボクに友達なんていません。それが残念で仕方ありませんがこれは紛れもない事実です。
もしボクと友達だという人がいたら、それは詐欺の類かもしれないので気を付けてください。
女『友達いなくなったら寂しいでしょ?』
寂しくないよ。ボクにはヨメと子供がいるからね。
でも本当は友達欲しいと思っているんだよ。と言う訳にはいかないので、別の答え方をしました。
ボ『私も昔は沢山友達がいました。悪い友達ばっかりでした。そんな生活から抜け出したくて自分で一人一人に連絡して今後一切連絡しないでくださいと言って謝ったんです。だから私は自らの意志で切っていったので寂しいなんて言う資格はありません。』
何て悲しい人間なんだと自分でも思ってしまう程悲しい人間ですが、ボクにはヨメと子供がいるので何も心配する事はありません。
新しい友達が出来ました。
女『おもろいオッチャンやね。私友達になってあげるから電話番号教えて!また芦屋の行き帰りオッチャンと話したいから!』
急に友達ができました。
こんなラッキーな事あります?
すぐに乳を出す若い女の子の友達ができたからとかじゃないですよ?
片道16,000円の往復32,000円。
実収入として片道8,000円の往復16,000円となります。
年に1回か2回くらいという事ですが、時給8,000円の友達が出来ました。
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