現代日本はご存知かと思いますが婚姻数が減少しています。
働く事に生きがいを見出したり、自由を満喫する事に全力を注いだりと考え方は多様化して、結婚する事が当たり前の時代ではなくなってきているのは事実です。
と書き出しましたが、毒舌の私はこのまま続けるといらない事を書いて叩かれる可能性があると判断したので話を変えます。
さて、婚姻数が減少している一方で離婚数は増えているのでしょうか。
世間では熟年離婚がどうのこうのと言ったり、離婚率が上昇しているだの何だのと言われていますが本当にそうなんでしょうか。
離婚数は本当に増えているのか?
どんな事でもそうなのかもしれませんが、昔から『人の不幸は蜜の味』と言われていて、自分に全く影響のない人の不幸を娯楽としてとらえる傾向にあります。
いや、私は人の不幸も自分の不幸と同じ様にとらえて悲しむ人間なんだ!と言われる方もいらっしゃるかもしれませんので、あくまで傾向があると書いている事を良く目に焼き付けておいてください。
それが証拠にワイドショーでは他人の不倫だの浮気だの離婚だのと飽きもせず楽しそうに放送していますよね。
そんなワイドショーで言っていた最近の離婚率が高いという内容について考えてみました。
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離婚率33%という衝撃的な数字
平成29年度の婚姻数が607,000件に対して離婚数が211,000件という数字を厚生労働省発表した事を取り上げていたコーナーでしたが、単純に60万件の婚姻に対して21万件の離婚だから、結婚した人の33%が離婚している!というような内容でした。
そんな単純な計算で『離婚が多い』と放送して何がしたいのか全くわかりません。そして何より約35%の方がいいのではないのかと思っていますが、言っていた33%で統一しておきます。
離婚する事は当たり前の時代ですよ。離婚するのは恥ずかしい事ではありませんよ。と言いたいのかと思いますが、本当にそれでいいのでしょうか。
その数字を出した方が衝撃的なので目を引く数字を出したいのだとは思いますが、『本気で思ってんの?』と思ってしまいますよね。
そんな事より本当に離婚率はここまで高いのでしょうか。
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まずは自分の周りで考えよう!
私の周りで考えても離婚率が1/3であるわけがありません。
もし仮に約33%の人が離婚しているとしたら、息子の保育所に通っている子供の33%が母子家庭か父子家庭であるという事になりますよね。少なくともそんな話聞いた事がありません。
私の耳に入っていないだけでいらっしゃるとは思いますが、33%という事は絶対と言って良い程ありません。
私の友人周りを入れても離婚したと聞いたのは2組です。
1組は旦那さんが病気になって、夫婦として成立しない形になってしまい、旦那さんのお母さんから『あなたはまだ若いから別の人生を歩みなさい』と言われて泣く泣く離婚した人と、新婚旅行に行って帰ってきた足で離婚した謎の夫婦が1組だけです。
私の直接知っている夫婦で2件の離婚が確認できていますが、当然33%という数字にはほど遠いわけでありまして、離婚がそんなに身近な存在ではありません。
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冷静に考えてみよう
平成29年の婚姻数が約60万件で離婚数が約21万件です。
さてここで問題です。平成29年に結婚して平成29年に離婚した数はいくつでしょう。
平成29年に結婚したのは約60万件という数字に変わりはありません。しかし平成29年に離婚した件数はいつ結婚して、平成29年に離婚したかは明記されていません。
そうなると、単純な割り算で出した数字が正解なわけありませんよね。
平成29年の離婚件数からこの年時点での総婚姻数で割らない事には答えが出ないのは小学校高学年以上なら誰でもわかると思います。
厚生労働省が発表している人口動態統計を元にしている数字なのは間違いないのですが、おもしろい数字を引っ張っているとしか思えません。
なぜならその数字が書いてある下にはご丁寧に離婚率が書かれているからです。
平成29年の人口1000に対しての離婚率は1.70と書かれています。
わざわざ厚生労働省のHPを見て、人口動態統計のデータを見る暇人がそんなにいないと思っているのか、視聴者を馬鹿にしているのかまでは私にはわかりかねますが、わざわざ書いてくれている事を隠して別の数字を前面に出して来るのは如何なものかと思ってしまいますよね。
1000人いらた17人が離婚していると考えると、やはり離婚者は数で考えるとマイノリティーである事は間違いないですね。
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離婚について考える
最近私は離婚について考える事が多々あります。
子供にとって両親がそろっている方が良いのか悪いのかなんて私にはわかりませんが、出来る事なら家族全員揃っていたいという考えは有ります。
しかし親が仲良くしていない状態で一緒にいても悪影響なだけなのではないかと考えてしまいます。
子供達が大きくなるまではお互い仮面をつけて生活を送っていくという方法もあるのかもしれませんが、それはそれで何の意味があるのかもわからないので、どうせいるなら仲良く楽しくやっていきたいと思っています。
そんな私にうちの会社の従業員が言います『親が無くても子は育つから大丈夫ですよ!俺を見たらわかるでしょ!』と自信満々に言ってきます。
彼は確かに親が離婚して父親がいない生活を送ってきています。
よし!わかった!彼を見た結果私は絶対に離婚しないでおこう!ミィ子と仲良く出来る様にしよう!と決めたわけですけれども、その術がわからないのとミィ子にあからさまに嫌われている状況をどう打開しようかと悩み中です。
何にせよ時間がないという状況が一番の問題で、私自身も働き方改革をしなければいけないなと思いながらも、自分の会社を潰すと家族がしんどくなる!と思って必死で働くしか選択出来ていません。
そりゃ嫌われるわな!
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