本日は少々毛色の違う内容になってしまいますが、たまにはこんな内容も有りかなと雑記ブログサイトらしく本当に色々織り交ぜていこうと思います。
本日一人で車に乗ってお買い物をするために移動していた時の事です。
最近癒しが足りていないと感じている私は車のBGMをオペラにして、壮大な音楽に身を包みながら普段の疲れやストレスを癒しています。
そんな癒され状態の私を面倒事に巻き込む事件が起こりました。
トラッカーとVIP仕様の車
買い物に行くルートを短縮しようと思った私は狭い道に入っていきました。
車1台がやっとすれ違える程度の道をズンズン進んでいくと、信号待ちをしているトラックの後ろにつきました。
しばらくして信号が青に変わったのですが、トラックは一切進む気配がありません。信号が変わった事に気付いていないのかと思った私は極々短くクラクションを鳴らしてみました。
しかしそれでも一切進む気配がありません。
しばらくしたら信号も赤に変わってしまったので、仕方なくもう1ターン待つ事にしました。
もう1ターン待っている間に後ろに車がやってきました。
霊柩車が私の後ろに付いたのですが、最近珍しい社がくっついているタイプの霊柩車です。当然その後ろにはマイクロバスがついてきています。
そしてもう一度青になりましたが、トラックは当然の様に動く気配がありません。
もう仕方がないのでクラクションを長目に鳴らしてみました。しかし、周りの家にご迷惑があってはいけないのでまた待機しました。
BGMがオペラにも関わらずイライラして仕方ありません。後ろからもクラクションを鳴らされる始末で前にも後ろにも行けない私はどうしようもないので車から降りてトラックの運転手さんに声を掛けに行こうと思ったので降りていきました。
車の中にいた時はBGMのオペラが爆音過ぎて気付かなかったのですが、車から降りると何やら揉めている様な声が聞こえてきました。
トラックの前方から聞こえてきたので歩いて見に行ってみました。
そこにはバリバリVIP仕様の車とヤンキーがトラックの運転手らしき、どこから見ても本職の人と揉めていました。
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揉めている理由
わざわざ割って入る事もないので、とりあえず様子を見守りつつ出来れば通して欲しいというアピールをしてみようと思ってタイミングを見ていました。
話しを聞いていると、ヤンキーが信号無視をして突っ込んできた所にトラックが交差点に入って衝突しそうになった様です。この時点でヤンキーが怒っている意味は全くわかりませんが、兎に角ヒートアップしています。
とりあえず急いでいたので私は意を決して声を掛けてみる事にしました。
私『すいませんが急いでいるので取り敢えず車どけてくれませんか?』
あまり怒っているアピールをして反感を買っても面倒なので、できるだけ優しい口調で言いました。
すると本職らしきトラッカーが返してきました。
トラッカー『すまんがちょっとだけ待ってくれんか?』
ええ、待ちますよ。待ちますともさ。当然待つに決まっているじゃないですか。何なら待たせて下さいとお願いしたいくらいですよ。
そんなわけで私は取り敢えず待つ事にしました。
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仕方なく様子をうかがう
段々後ろから車が来てちょっとした渋滞が起こりはじめました。
後ろからクラクションが鳴り響き、周りのマンションの窓からは多くの人が覗いています。私は是非待ちたかったので、最前線で様子を伺いながら行く末を見守っていました。
後ろの車は転回スペースを見つけてUターンしていき、霊柩車もUターンしようとしていました。
私もそろそろUターンしようかなと思っていたら、ヒートアップしたヤンキーがトラッカーの胸ぐらをつかんでしまいました。
完全にオーバーヒートです。
『これはやばい!助けてあげなければ!』と思って私は間に入ろうとしましたが、トラッカーはヤンキーの髪の毛を掴んで引きずり倒してしまいました。
私の助けが間に合わなかったのでヤンキーは引きずりまわされて、挙句の果てには鼻付近をつま先で思いっきり蹴られてしまいました。私は流石にやりすぎだと思ってトラッカーを抑えにかかりました。
私『お兄さんもうやめましょ!えらい事なりますよ!』
と言いながら上半身は制したのですが、下半身がお留守だったのでひたすら蹴り続けています。
火のついたトラッカーは羽交い締めしている私を次のターゲットとしてお選びあそばされた様で振りほどいてこようと必死です。
危険な展開に焦る
この状況から羽交い締めを解除する事になってしまうと、私はこの絶対にややこしいトラッカーと戦うという選択しかできなくなってしまいます。
そんな状況だけは絶対に避けなければいけません。
相手を出来るだけ落ち着かせようと100回くらい『あきませんって!』と言いながら渾身の力を込めて羽交い締めを続けていました。
トラッカーは『殺すぞ!はなさんかい!』と何度も言っていましたが、離そうが離すまいが殺されるのなら離さない方が殺される確率は格段に少ないと判断して、意地でも離してやるものかと力を込めました。
こんな時にヤンキーは鼻血を流しながら泣いているだけなので、一切使いものになりません。お前のせいで私がこんな目に合っているのだから、ちょっとくらい助けてくれてもよさそうなものですよね。
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決着!
どれくらい時間が経ったでしょうか。私はひたすら羽交い締めを続けていたのですが、トラッカーが暴れすぎて二人でこけてしまったので、横四方固めという形で抑え込みながら『もうあきませんって!』『俺が何したんですか!勘弁してくださいよ!』と何度も言っていました。
横四方固めが袈裟固めに変わる頃にやっと警察がやってきてくれました!
警察『コラ!お前!暴れんな!』
と羽交い締めにされる私。
世の中間違えていると思いませんか?
言っておきますが私はほとんど動いてませんからね。暴れんなって言われてもこれ以上動きを止めるとなると心臓か呼吸を止めるくらいしか選択肢がないくらい動いていませんでしたからね。
本職らしきおっさんともみ合っている私の横で弱々しいヤンキーが鼻血を流して泣いていたら一見被害者はそのヤンキーに見えるかもしれません。
警察官の目から見たらややこしそうなオッサンと巨体のオッサンが喧嘩していて、巨体のオッサンが上に乗っかってるから悪いのは巨体のオッサンって感じなのでしょうね。しかしこんな理不尽な話はありません。私はただ、買い物に行きたかっただけの巨体のオッサンです。
私がやろうとしている事は子供やご主人の帰りを待つお母さんが、愛する子供やご主人の為に晩御飯を作ろうと買い物に行ったという行為と何ら変わりはありません。違う所はほっそりとした優しそうな女性ではなく、巨体のオッサンだったというだけの話しです。
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ヤンキーに言ってやりたかった、ヤンキーに必要な能力
多分助手席に彼女らしき女性が乗っていたので、調子に乗りすぎたのが今回の敗因だったのかもしれません。
しかし私はヤンキーに最も必要な能力は、彼女の前だからと言って調子に乗る事でもなく、人よりも喧嘩が強い事でもないと思っています。
ヤンキーは相手の戦力を一瞬で理解し、やばいと判断した時に逃げたと思われずに喧嘩を回避する能力が一番大切だと思っています。
いくら喧嘩が人よりも強かったとしても、当然上には上が存在しているので、一番強くなるのは中々難しい事でしょう。そうなると、ヤンキーとしての面目を保つために、いかにして行動するかを考える方が簡単だと思いませんか?
今回の様に丸太みたいな腕の本職っぽいトラッカーを相手にして、鼻血を出しながら泣くぐらいなら、さっさと逃げた方がまだかっこいいですよ。
それのせいで迷惑をこうむった私もそのヤンキーに対して腹しか立たなかったですからね。
とりあえず警察官にわかってもらえてすぐに帰らせてもらえたのはせめてもの救いでした。
ヤンキー諸君は私の言う能力を高めるように心がけて、一般の方々に迷惑をかけない様にしていただきたいと思います。


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