子供の頃の記憶は何歳頃から残っていますか?
小学生くらいの頃ならある程度残っている人も多いのではないでしょうか。
それより前はいかがですか?
小さくなればなるほど記憶が薄れてくるかと思います。
我が子が幼い頃に行った旅行の事や誕生日やクリスマス等のイベントの事を覚えてくれていたら嬉しいですよね。
もし子供に記憶を残す方法があったら素敵だと思いませんか?
そんな方法が意外と簡単にできるという事を書いていこうと思います。
子供の記憶は何歳から残りやすいか
個人差というものは絶対にありますが、記憶という物は基本的に3歳以降が残りやすいと言われています。
理由としては脳がしっかりし始めるのが3歳前後だという事が1点。
もう1点は出産時の苦しみを忘れる為に出産近辺の記憶を残さない様にしているという事だそうです。
しかし3歳未満の記憶が残っている事も当然有ります。
それはそれで、個体差以外の理由も存在しています。
脳がデータを再構成させる事で思い出す
何でも良いので過去の事を思い出してみてください。
テストで良い点が取れた時の事、試合で勝った時の事、初めて人を好きになった時の事、我が子の顔を初めて見た時の事。
脳が記憶を再構成する時にはその瞬間の事だけを思い出しているわけではないと思います。
その時の匂い、流れていた音楽、味や気温、近辺の会話等々思い出そうとしている場面に付随する色々な情報が一緒に思い出されると思います。
自分自身で構築した記憶にはそのデータに付随するその他の要素も一緒に再構成されます。
ですので、幼い頃にどこかの温泉に家族旅行に行った記憶が私にはありますが、その旅行先がどこだったのか、何という温泉宿だったのか、温泉以外何をしたのかは全く覚えていない旅行の記憶があります。
しかし温泉がびっくりする程熱かった記憶と、その時の景色だけをはしっかり記憶しています。
記憶に残したい場合、残したい場面の近辺に強烈な印象を残すというのも一つの方法となります。
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実際に覚えているわけではないが、覚えている気がするという錯覚を利用する
これは後に両親や兄弟、祖父母などから聞かされて、聞かされた内容を自分の記憶として覚えているという錯覚です。
勿論事実として有った事を言われているので、間違えてはいないのですが、自分の実際に体験した事で得た記憶ではありません。
私自身の最古の記憶は1歳前後の事です。
私は幼い頃病弱でよく入退院を繰り返していたそうです。
その中で覚えているのが、母親に抱っこされながら夜中の病院のロビーの窓から外を見ていたという記憶です。
しかしこれは祖父から聞かされた記憶で、おそらく私が実体験した上で覚えている記憶ではありません。
何故その様に思うかと言うと、私が見たであろう窓から見た景色を一切覚えていない事が1点。
もう1点は私の記憶なのに、イメージが第三者目線であるという事です。
その時の記憶を思い出そうとすると、私らしき小さな子供を抱っこしてロビーの窓から外を見ている母親のイメージが出てきます。
おそらく祖父がそれを見ていて、そのイメージを私に伝えたので、私の記憶も祖父目線で記憶されているのです。
しかしそれはそれで、私の中で私自身が体験した記憶の様な存在となって残っています。
後から上書きされた記憶も時間が経ってしまえば自分自身の体験に基づく記憶と同じ様になりますが、その時の様子以外一緒に再構成されるデータを持っていないので、それ以上の記憶が一緒に再構成される事はありません。
写真や動画を残しておいて記憶を記録しておく
私の幼かった昭和50年代と違い、今は手軽に扱える記録媒体が数多く存在しています。
カメラやビデオカメラは勿論の事ですが、スマートフォン1台持っていれば記録媒体としては十分な力を発揮してくれます。
我が家にもデジカメやビデオカメラはありますが、運動会等大きなイベントの時に活躍するだけで、基本的に普段はスマートフォンで記録しています。
記録している写真やムービーを見ながら話す事で、やはり第三者目線にはなりますが、子供の記憶として残ります。
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撮りためたスマートフォンの写真が多すぎる!かさばる写真の対処法
私もそうですが、スマートフォンで写真を撮ると、とにかく写真がかさばります。
そのかさばった写真を見返してみると、中には必要なさそうな写真も存在していますよね。
その場合私は消しているのですが、妻のミィ子は少々変わった保存の仕方をしています。

この様に写真アプリを開いたら、多くの写真が羅列されています。
これはあえて後ろ向きの物ばかりを抜粋して集めていますが、この様に表示させておいて、スクリーンショットを撮ります。
写真加工アプリを使って上下の不要な部分をカットしてしまえば完成となります。

これを1枚の写真として保存しておけば邪魔にはなりませんね。
これは子供の幼稚園や保育園で作った作品を写真で残したりするのにも便利です。
写真ですので、拡大する事も可能なので、見るのに困るという事も当然ありません。
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子供の記憶を残す方法まとめ
子供との大切な思い出を記憶しておくのは、やはり大人の仕事となります。
記録媒体なども有効に活用して写真や動画を残しておくことも大切な事です。
3歳未満の子供に『ちゃんと覚えておきなさいよ』と言っても仕方がないですし、言った所で絶対と言っても良い程覚えていません。
大人の記憶と、記録媒体に残した記録を基にして子供と会話をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。
忙しくてついつい少なくなってしまいがちな子供との会話の時間を有効に活用するとともに、その会話自体が子供にとって良い思い出になるに違いありません。
子供が大きくなった時の幼かった時の記憶の有無は貴方自身にかかっています。
何より子供と過ごす時間を持つという事は、子供にとってもですが、親にとってもかけがえのない物になります。
仕事ばかりをしているのも生活の為には仕方のない事かもしれませんが、何の為に仕事をしているのかを考えてみるのも良いかもしれませんね。
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